【クリエイティブ ステゥディオ アンド ショップ オーオーオー】京都の顔のいえにあるハンドメイドやDIYを楽しめるショップ&スタジオ









Polo & Storch × Anri Okada <ポロ アンド ストロッチ × 岡田杏里 >
 

 只今、開催中の展覧会『 毎日の花 』Flowers Everyday のアーティスト。メキシコのアーティストユニットPolo & Storch のペルラとカルロスの2人と壁画アーティストの岡田杏里さん、楽しくて仲の良さそうな3人についてもっと詳しく知りたくて、インタビューさせて頂きました!
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Q. これまでの経歴とお互いにどのようにお知り合いになったか教えてくだい。
 
< 岡田 > 私は2016年東京芸術大学大学院美術研究科壁画専攻を修了し、 同年 ポーラ美術振興財団在外研修員としてメキシコへ渡り、 ベラクルス州立大学美術研究所にて創作活動をしていました。 今現在はメキシコと日本を行き来しながら制作活動を続けています。 Polo &StorchとはSNSを通じて知り合い、 私が彼らの仕事に興味を持ち連絡を取り合いました。それから数ヶ月後初めてメキシコのベラクルス州のハラパ市にある彼らのスタジオを訪ねました。

< Polo & Storch> ペルラは建築家でもありデザイナー。カルロスは写真家でもあり生物学者。ペルラとカルロスは6年前から一緒に働き始めて、2年前から2人のユニットブランド名 Polo & Storch として、カメラとデザインのスタジオを始めました。岡田さんがメキシコのベラクルス州で創作活動されている中で知り合うことができ、連絡を取り合い私たちのスタジオに訪ねて来てくれて会うことができました。


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Q. このコラボレーションの企画はどのようにして始めましたか?「毎日の花」について教えてください。

< 全員 > 私たちは Polo & Storch のスタジオで初めて会った時、昔からの友達だったみたいにすぐにとても仲良くなりました! そして、お互いの仕事の話や、デザイン、アートなどいろんなことについて話し合ってるうちに、一緒に何か作ろう!! と意気投合し、そこからこの小さなコレクションをコラボレーションすることに決めていきました。全ての作品を Polo & Storchのスタジオで制作し、この「毎日の花」というレーベルが誕生しました。 
初めにバケットハットにペイントする案が出てきたので、早速私たちは制作に取り掛かりました。バケットハットのデザインはペルラが担当し、ペイントが岡田さん。ガラスビーズのアクセサリーのデザインは岡田さんが、制作はカルロスが担当しました。 縫製もスタジオのあるハラパ市のローカルな人々によって作られました。「毎日の花」という名前は、制作中に聞いていた曲からつけました。(1、2回聴きながら踊ったりもしました!笑 )  この共同制作期間も限られた時間の中でしたが、お互いに刺激し合いとても意味のある有意義な時間でした。

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Q. 帽子の色やモチーフはどうやって決めていますか?

< 全員 >  岡田さんがスケッチブックに思う帽子のイメージ画をたくさん描いてアイデアを出して、その中からペルラとカルロスがモチーフを選んで、カラーパレットの設定はペルラが担当しました。

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Q. この作品の帽子とアクセサリーを制作する中で一番大変なことは何ですか?

< 岡田 >  ひとつひとつ制作するのに時間がかかるところだと思います。 帽子に関しては、一見印刷のように見えると思うのですが、全て手描きで一点一点異なるデザイン、色合いにしています。 帽子を汚さないように丁寧に描いているので結構時間かかります。

< Polo & Storch >  とにかくどちらの作品も制作に時間を要するということ。特に時間のかかる作業は、ビーズのアクセサリーは繊細な手作業でビーズを一粒一粒針と糸で付けていくので、両耳ペアで完成させるのに、20時間以上かかります。
そして、共同制作できる時間が限られていたので、岡田さんがスタジオに滞在できる間にできるだけ多くの作品を仕上げたかったので、深夜まで作業を続け、最後の日は彼女が日本へ一時帰国する、飛行機と空港へのバスの時間のギリギリまで作業を続けていました。そのタイムリミットのほんの数分前に1ペアのアクセサリーが完成することができました。





Q. 作品制作において、誰かから影響を受けたり、何かからインスピレーションを受けたりしましたか?

< 岡田 >   私が影響を受けたのは絵本作家の長新太さんです。 鮮やかな色彩とナンセンスな世界観が昔から大好きです。 自分の作品制作についてですが、私は日常の風景、土着の文化、神話や詩などからインスピレーションを受けて制作しています。

< Polo & Storch >   今回のコラボレーション企画において、私たちは岡田さんから他の何よりも一番大きく影響を受けました。
インスピレーションはただ単純に目に見えるものからではなく、日常の中であったり、これまでの経験や友情、音楽や、美しいと思うものなど、全ての事柄が集まるかのように込み上げてきます。

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Q.このアート作品を通して、人々に何を伝え、感じてもらいたいですか?

<全員> このプロジェクトは身につけられるアート作品というコンセプト、「毎日の花」というテーマで制作しています。 帽子、アクセサリーを”花"に見立て、それをいろんな方が手にしてくださることで様々な場所で毎日この花が咲いているというイメージです。 実際に今現在、日本もメキシコ、スペインと世界各国で私たちのコレクションを持ってくださっている方がいます。 このプロジェクトでアートをもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。




Q. 今回の展覧会を creative OOO の顔の家での開催についての想いをお聞かせください。

< 岡田 > 昨年メキシコ人の友人を通じてOOOさんのことを知りました。 京都にこんな素晴らしいお店があるんだ!とドキドキしました。 OOOさんで展示させていただけることがとても嬉しいです。

< Polo & Storch >  本当に夢が現実になった!! 昨年 OOOのことを知ってその楽しそうな活動をずっとフォローしてたから、今回の企画で関われたことが本当に嬉しいです。ずっと以前からいつか日本は訪れてみたい国の一つでとても大きな影響を受けていて、今は物理的に行くことができる日を待っていますが、私たちの作品が先に披露できて、このような素晴らしい機会を与えてくれた OOOの皆さんに感謝します。
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Q. このインタビュー記事を呼んでくださっている全ての方へメッセージをお願いします。

< 岡田 > 長かった自宅自粛が解除され気持ち新たに生活が始まるという方がきっと多いと思います。 お散歩やお出かけで使いやすい帽子やアクセサリーなので、ぜひお気に入りを見つけてみてください・・!!

< Polo & Storch >  私たちはこの記事を読んでくださっている全ての方々をこの展覧会に招待いたします。そしてぜひ、この「毎日の花」のカラフルなカラーを実際に体感しにお越しください。そして、私たちが楽しんだこの制作過程と合わせてお楽しみ頂けると嬉しいです。
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インタビューにご協力いただきありがとうございました!
展覧会と同時に作品をオンラインにてショッピングお楽しみ頂けます。→こちらから



『毎日の花』Flowers Everyday exhibition  
Polo & Storch × Anri Okada


2020/ 6/1 (Mon) - 6/21(Sun)
Open : 12:00 - 17:00
Sunday : 12:00 - 16:00
Close : Wednesday